出会い系サイトを利用し始めて以来、異性との関係は割り切りが基本だと考えるようになってしまっています。
基本的に、人間不信な部分があるのでしょうか。
たとえ自分が相手に対して深い愛情を向けても、いずれ裏切られるなら意味がないじゃないかと考えてしまうのです。
だからこそ、誰か特定の相手と深い関係になるのが怖い、そんな自分の未来が想像できない。
だからこそ私は、今後しばらくセフレとの肉体関係を持ち続けるでしょう。

例えば人間に性欲がなければ……
そんなふうに想像することはよくあります。
完全にゼロでなくてもいいから、都合のいい時と悪い時に合わせて制御できたりすると便利ですよね。
でも実際のところ、人間の性欲は、食欲や睡眠欲などの生理的欲求の中でも一抜けて強いものですし、まるっきり制御不能で厄介な代物です。

エッチしたいからするんですよ。
出来ればあとくされなく、やりたい時に好きなだけ相手をしてくれて、なおかつ十分に満足できるだけのテクを持っている相手が良い。
けれどもそんな都合のいい相手、なかなかいません。
結婚を意識する人となると、奔放な付き合いを口にしただけで白い目を向けられますから、セフレを募集するというのはやはり出会い系サイトのユーザーだけに限られた特権かなと思います。

エッチしたい、そんな願望は多くの人が持っています。
けれども大っぴらに口に出して言うことは難しい。
出会い系サイトというものが存在しなかった世の中を思うと、ちょっと恐ろしい気分になります。
私に限って言えば、そんな世の中でまっとうに生きていく自信はないですね。
まあ、出会い系サイトに入り浸る生き方というものも、人によってはまっとうな生きい方であると考えられないでしょうが。

出会い系サイトを通じて知り合ったセフレと、今までいろいろな体験をしてきました。
私はいわゆる細マッチョな男性がタイプです。
別にマッチョでなくてもいいくらい。
要するに、自分と余りに体格差がある男性は苦手というか。

自分が余り饒舌なタイプではなく、どっちかいうと空気を楽しむタイプなので、あまりにおしゃべりな男性は苦手です。
あることないことをのべつ幕なしに語り続ける男性より、苦労して苦労してやっと選び抜いた一言を口にしてくれる男性の方が、好感が持てます。
少なくとも今のところはそう考えています。
歳を取るにつれて、男性の好みも移り変わっていくかもしれませんが。
口下手だとかわいいな、と感じたり。
口で言わなくても分かるだろ、ごちゃごちゃいうより、ぎゅっと抱きしめた方が早い!
みたいな?
なんだか流行歌の歌詞みたい。

おしゃべりな男の子よりも、むっつりしている子の方が、意外とエッチがうまかったり。
ちょっとはしたない話をしますよ……ってさっきからはしたない話しかしてないですけど。
私は、バックから突かれるのが好きです。
いきなり体位の話でごめんなさい。
いわゆる正常位と書き上位も好きなんですけど、バックが一番好きです。
例えば、セフレと予約したホテルのバスルームに入るじゃないですか。
そこにはたいてい、大きな鏡があります。
鏡を前にしてバックから突かれると、自分の乱れ姿がはっきりと見られるんですよね。
私ってこんなにもいやらしい女だったのかって、愕然とするんです。
自分が人一倍強い性欲を持つ女であることは分かっているつもりなんですけど。
再確認して一瞬だけ正気に戻るというか。
自覚はするんですけど、私は別に、いやらしい自分のことが嫌いではないんですよ。
極端なことを言ってしまえば、人間なんて基本的に性欲にまみれた生き物ですし。

バックから突かれることを何よりも楽しみにというか、信条にしていた私、可能な限りパートナーにも、エッチの時はバックから突いて、他の体位にも付き合ってあげるけど、最後は絶対にバックで締めて、とお願いしていたのです。

ところが最近になって、私の価値観を根底から覆すような出来事がありました。
ものすごい男性が現れたのです。
表れたといっても、別に新たに発掘したパートナーではなく、一番長く付き合っていたセフレなんですけど。
彼は私に、新たなセックスのスタイルを提案してくれました。
俺も確かにバックから突くの好きだけど、たまには他のこともやってみない?
好奇心をくすぐられた私は、彼の提案に乗っかりました。
なにをするのかとおもったら、いつも通りの完璧な前戯のあと、彼は私を後ろから抱き締めるようにして、自分のものを私の中に挿入したのです。
なんだ、やっぱり後ろからなのか、と思ったのもつかの間。

自分のペニスを挿入したまま、私をぎゅっと抱きしめたまま、彼はじっと動かないのです。まさか、エッチの途中で眠ってしまったのか、あるいは、急な心臓発作にでも見まわれたのか。私は不意に不安になりました。
若い男性であっても、性行為のさなかに心臓発作を起こし、悪くすれば息を引き取るという噂を耳にしていたからです。
けれども、彼は生きていました。
眠ってしまったわけでもありませんでした。
ただ、私の耳元に唇を寄せ、
「どお、気持ちいいでしょ?」
と笑うのです。
私は戸惑いました。
私のあそこには、彼のペニスが入ったまま。
困ったことに、間違いなく気持ちいいのです。
彼のペニスが血流によって脈動していることがはっきりと分かります。
その動きにつられる形で、私のおまんこもずっとひくひくしています。
力任せに突きまくる行為の魅力とは一味違った快楽が、そこには確かにありました。
ずっと挿入したまんま。
すごく気持ちいい。
でもそれはあくまで、私は気持ちいいと言うだけの話。
彼の方はどうなんだろう?
強い摩擦がなかったら、射精できないんじゃないの?
そんなふうに思ったのですが、どうしようもなく気持ちが良いので、黙っていました。
あとで聞いたところによると、限界まで勃起した状態で膣にペニスを挿入すると、だんだんと「したく」なってくるそうです。でもそこでぐっとこらえて、その我慢がいつまで続くかというのを試すのが面白いのだそうです。

私はといえば、おまんこに相手のペニスが入った状態で、耳たぶを吸われたり、おっぱいを揉み揉みされたりという状態なので、大満足です。
バックから突かれるだけがすべてではないのだと痛感しました。